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バルトレックスと似た作用の薬ゾビラックス・ファムビルを解説

ゾビラックス ファムビル 2つの似た作用の薬を解説

バルトレックスとゾビラックスの違いを比較!

ゾビラックスはバルトレックスと非常に似た薬効を示す抗ヘルペスウイルス薬です。遺伝子の複製を防ぐことでウイルスの増殖を抑制するといった作用幾序を持ちます。

それぞれの薬剤にメリット・デメリットがありますので、どちらを選べばいいか迷った時の判断材料となる情報をここではご紹介したいと思います。

ゾビラックスとバルトレックスの副作用や安全性に関してですが、どちらもほぼ同じような評価がされています。

ゾビラックスの主な副作用として腹痛、頭痛、眠気、吐き気、下痢、肝機能検査値の上昇などの症状が挙げられます。これらの症状はバルトレックス服用後に起こる副作用と似ています。

ゾビラックスはバルトレックスに比べて安い傾向があります。ゾビラックスは1日5回の服用に対して、バルトレックスは2回の服用が必要です。ゾビラックスの方が飲み忘れるリスクや、手間がかかるデメリットはありますが、1日あたりの薬価で比較してもゾビラックスの方が経済的です。

ゾビラックス最大の特徴は剤形が豊富なところです。クリームや軟膏があるため使いやすいです。

ゾビラックスを使用する上で注意すべき点があります。バルトレックスは成人に対しても性器ヘルペスの再発抑制療法が行えますが、ゾビラックスは行えない点です。

ゾビラックスも再発抑制療法自体は適応していますが、小児の性器ヘルペスに対してのみ適応となっています。

バルトレックスはゾビラックスを改良して作ったプロドラッグ

バルトレックスはゾビラックス(有効成分アシクロビル)をもとにして製作されています。

バルトレックスがゾビラックスより優れている点として、服用回数が少ない点が挙げられます。これは、プロドラッグ化することで有効成分の体内への吸収性を高めたため実現できました。

プロドラッグとは何かというと、薬効成分が治療目的の部位に到達するまでに分解されないよう、構造を変換させた薬のことです。

有効成分が不活性の状態で服用し、目的の部位に到達したあとに人体の代謝によって成分が初めて薬として有効な状態になるのです。このことにより、吸収性が改善して服用回数が少なくて済むようになりました。

具体的にはバラシクロビルという成分として服用して、それが体内でアシクロビルという成分に加水分解されます。アシクロビルになってから初めて抗ウイルス作用を発揮します。アシクロビルはゾビラックスが配合している有効成分です。

バルトレックスがゾビラックスより優れている点としては、成人の性器ヘルペスに対して再発抑制療法が行える点も挙げられます。これは1つの大きな違いといえるので、再発抑制療法に使うのであれば、治療薬はゾビラックスではなくバルトレックスを選択することになります。

バルトレックスよりもファムビルの方が飲みやすい

ファムビルはバルトレックスと比べると適応症が限られており、単純疱疹と帯状疱疹のみです。水痘・性器ヘルペスへの再発抑制療法・造血幹細胞移植においての単純ヘルペスウイルス感染症は適応外となっています。

適応症の広さは多少違いますが、抗ヘルペス薬としての薬効は大きく変わらないです。

ファムビルが配合する有効成分はファムシクロビルで、バルトレックスが配合する有効成分はバラシクロビルです。

両剤が配合する有効成分は異なりますが、プロドラッグであることは共通しています。ファムシクロビルは体内でペンシクロビルに変わることで作用します。

薬価に関しては2020年5月の調査時点で、ファムビルが1錠(250mg)あたり373.9円です。バルトレックスの薬価は1錠(500mg)あたり354.2円になっています。ファムビルの方がやや高くなっており、低コストでヘルペス治療ができるのはバルトレックスといえそうです。

ファムビルの最大の特徴は、錠剤が飲み込みやすいことです。ファムビルの錠剤はバルトレックスと比較すると小さくできています。

以前にバルトレックスを服用していて、錠剤を飲み込むのを苦痛に感じていた方は、ファムビルを選択するメリットが大いにあります

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