サイトアイコン バルトレックス通販部

帯状疱疹と水疱瘡の基本情報まとめ【症状・感染経路・治療方法】

帯状疱疹 水疱瘡 症状・感染経路・治療法

帯状疱疹と水疱瘡とは?具体的な症状を解説

帯状疱疹は、体の左右どちらかに痛みがあらわれたり、発赤や水ぶくれなどの症状があらわれる疾患です。

多くの人は、最初に神経痛のような痛みを皮膚に感じ、その後に発疹や発赤が発生して、水ぶくれを伴います。症状は3〜4週間の間続くことが多いようです。

痛みの程度は人それぞれ異なるため、違和感を感じたり、かゆみ、しびれを感じる程度の比較的軽いもので済む人もいます。一方で、ピリピリする、チクチクする、針で刺されたかのような痛み、焼けるような痛みを感じる人もいます。痛みで夜眠れないケースもあります。

帯状疱疹が重症化した場合には入院治療が必要になる場合もあります。

水疱瘡の主な症状は、発熱、食欲不振、倦怠感、発疹です。発熱や食欲不振、倦怠感がみられてから1〜2日後に、お腹や頭皮、顔や口の中など全身に発疹があらわれはじめます。発疹は強いかゆみを伴った水ぶくれになってから、かさぶたになり、徐々に回復へと向かいます。

水疱瘡は非常に感染力が強いのが特徴です。水疱瘡にかかる年齢は比較的低いですが、大人になってから感染すると高熱が出るなど重症化するリスクが高まります。また、妊娠中に水疱瘡にかかると重症の肺炎になるリスクが高まるため、特に注意が必要です。

帯状疱疹と水疱瘡の原因および感染経路

帯状疱疹と水疱瘡の原因となるウイルスはどちらも同じで、水痘・帯状疱疹ウイルスです。

水痘・帯状疱疹ウイルスの感染力は強く、空気感染、飛沫感染、接触感染でウイルスが侵入してきて発症します。初めて水痘・帯状疱疹ウイルス感染すると水疱瘡を発症します

水疱瘡の症状が沈静化しても、ウイルスは神経節という部分に潜伏します。体の免疫システムが正常に働いて免疫力が維持されていれば、体内に潜んだ水痘・帯状疱疹ウイルスが問題を起こすことはありません。

ですが、免疫力が低下するとウイルスは再び活動を活発化させて増殖し、神経の流れに沿って皮膚に移り、帯状疱疹を発症します。

水疱瘡にかかるのは多く場合が子供の頃とされ、帯状疱疹にかかる人は50代以降に急増します。帯状疱疹の患者全体の7割以上が50代以降です。そう考えると、このウイルスはかなり長い期間、生存し潜伏し続けることができるということです。

日本人の成人の約9割は体の中に、水痘・帯状疱疹ウイルスを持っていると考えられています。多くの方が帯状疱疹を起こす可能性を持っていることになります。

水痘・帯状疱疹ウイルスは、加齢や免疫力の低下などをきっかけに再び活動を活発化させる可能性があるため注意が必要です。

帯状疱疹と水疱瘡の治療方法・予防方法

帯状疱疹と水疱瘡の治療は、いずれの場合も抗ウイルス剤の内服が有効です。

早期の段階で治療を開始するとウイルスの増殖を抑えられるため効果的です。特に帯状疱疹の場合は、発疹が引いてもズキズキとした痛みが残ってしまうことがあるため早めに適した対処を行いましょう。

帯状疱疹の皮膚症状が治って、痛みが残ってしまった場合は帯状疱疹後神経痛である可能性があります。

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の合併症として比較的起こりやすい痛みのことです。治療方法は人それぞれの状況によって異なるため、医師の判断に従いましょう。

帯状疱疹と水疱瘡の予防には、ワクチンが有効です。ワクチンはウイルスを弱めたり、毒性をなくしたものを使用し、体内に取り入れることで該当のウイルスに対する免疫力を上げることが期待できます。

水痘のワクチンは子供の場合は定期接種できるようになっていますが、任意接種として大人も受けることができます。

水疱瘡で免疫を獲得していても、年齢を重ねることで免疫力が弱まってしまうので、50歳以上で接種すると効果的です。

どの病気にも言えることですが、病気にかかりにくくするためには、日ごろの健康管理や免疫力の維持が不可欠です。バランスの良い食事や十分な睡眠などを心がけましょう。

モバイルバージョンを終了