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バルトレックスの効果を解説!適応症と体へ作用するメカニズム

効果を解説! 適応症と体へ作用するメカニズム

バルトレックスは単純ヘルペスに効果を発揮する!

バルトレックスは単純ヘルペスに治療効果を発揮する薬です。単純ヘルペスとは、口の周りに水膨れができる口唇ヘルペスと、性器の周辺に水膨れができる性器ヘルペスのことをいいます。

単純ヘルペスの症状があらわれてから早期の段階にバルトレックスの内服を開始するほど、効果をより実感できます。

バルトレックスの単純ヘルペスへの効果は臨床試験で証明されています。成人の単純ヘルペスを有する患者40名に1回500mgを1日2回投与した結果、36名に有効でした。有効率にすると90.0%ですので、単純ヘルペスに対して高い効果を持っていることがわかります。

バルトレックスは単純ヘルペスの治療の他にも、少量を長期的に服用することで性器ヘルペスの再発を抑制する効果があります。自分自身の症状を抑えるとともに、パートナーへのヘルペスの感染率を下げる効果も期待できます。

しかし、その場合でもパートナーへの感染を完全に防げるわけではないため、コンドームの使用などが推奨されています。

再発抑制の効果も臨床試験で検証が行われています。年に6回以上性器ヘルペスを発症する患者に対して1回500mgを1日1回投与した結果、再発しなかった方の割合は40%でした。プラセボ錠(偽薬)を服用した方で再発しなかったのが5.4%であったため、再発抑制に有効だといえます。

バルトレックスは水疱瘡や帯状疱疹にも効果がある!

バルトレックスは、水疱瘡や帯状疱疹の治療にも用いられています。水疱瘡は子供の時代にかかる人が多く、全身に水ぶくれができる症状で、帯状疱疹は左右どちらかに帯状に水膨れができる症状です。

単純ペルペスと同様に、症状があらわれてからなるべく早めにバルトレックスを服用することで十分な効果を発揮します。

帯状疱疹の患者にバルトレックスを1回1000mgで1日に3回投与した臨床試験では、89.1%に有効であったという結果が出ています。

小児の水疱瘡患者に行った非対照非盲検試験では、胸の皮疹数は顕著な増加をせず、2日目以降は皮疹数が減少傾向にありました。

バルトレックスを飲んだからといってすぐに帯状疱疹や水疱瘡が治るわけではありません。ですがこの薬を飲むことにより、短い治療期間で済ませることが可能です。

バルトレックスを服用する期間は、帯状疱疹であれば通常7日ほど、水疱瘡であれば通常5〜7日とされています。

バルトレックスの効果のメカニズム(作用機序)を解説

バルトレックスは原因となるヘルペスウイルスの増殖を抑えることで疾患を早期に治療します。

ヘルペスウイルスが増殖していくには細胞分裂を行う必要があり、細胞分裂を繰り返すにはDNAを複製しなければいけません。DNAの複製にはDNAポリメラーゼという酵素が要ります。

バルトレックスは、DNAポリメラーゼを構成する要素であるdGTP(デオキシグアノシン三リン酸)によく似た構造をしています。dGTPの代わりにDNAと拮抗することで、DNAの複製を抑制します。

バルトレックスは上記のようなメカニズムで単純疱疹や帯状疱疹、水疱瘡を治療します。

バルトレックスは原因となるヘルペスウイルスを直接減少させるというよりも、ウイルスの増殖を抑制して症状を悪化させなくする薬です。そうすることで、結果的に治療に要する期間を短縮できます

軽症のまま鎮静化させることで、通常の状態に戻るまでの時間が少なくて済むのです。

バルトレックスを服用する場合は、症状により飲み方が異なります。単純疱疹で500mg錠を1日2回服用し、帯状疱疹や水疱瘡に対しては1000mgを1日3回服用することで十分な効果を発揮します。

腎臓に病気を抱えている場合には精神神経系の副作用があらわれる可能性があるため、服用する前に必ず医師に相談しましょう。

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